2016年12月6日火曜日

ヒルトン小田原での結婚式ムービー撮影

12月6日。
今年の秋はびっくりするくらい、『あっ』という間の秋でした。

3年目の秋を迎えたウチキフィルムは、おかげさまで昨年よりもかなり多くのお問合せやご紹介を頂きました。

そんなわけで今回は10月の終わりに担当したカップルの事例紹介です。


インスタ!

お問合せの経緯ですが、以前ウチキフィルムで担当させていただいた花嫁がインスタグラムでタグ付けしてくれて、それを見た今回の新婦がそのタグを辿ってウチキフィルムにお問合せいただきました。

最近、このパターンが増えてきました。
ありがたいです!

静岡県の三島に在住とのことで、お打ち合わせはウチキが住む横浜市とのあいだをとって、小田原駅近くで行いました。
お話を伺うと結婚式を親族達(10月)と友人達(11月)と2回予定しているとのことで
ありがたいことに両方の撮影依頼を頂きました。

今回はその10月のご親族中心のホテルウェディングについて書いてみます。


親族中心のウェディングでのストーリーについて

打ち合わせでは神戸で生まれた新郎が三島で新婦に出会うまでのストーリーを伺いました。
新郎は勉強のために岩手の大学へ行って、憧れた仕事のために三島にやってきて彼女に出会いました。
新婦は三島で生まれ育って、本当に家族が好きで、育った町も好きで、その町で彼に出会いました。
お話を伺っていくうちに『三島』という街がひとつのキーワードになっているように思いました。

三嶋大社の前で三島コロッケを食べてもらいました。
三嶋大社の前で三島コロッケ!

源兵衛川での前撮りロケーション
三島を流れる源兵衛川でのロケーション


そしてお2人にはもう一人?一匹?の家族がいました。
トオルという名前の大学時代に新郎が引き取った事故で片腕のない猫です。
そのエピソードだけで新郎の人間性が分かるなぁと思いました。
だからぜひその猫も一緒に撮りたいなと思いました。

ペットとの前撮りロケーション
ご自宅でのペットとの前撮りロケーション


お仕事の話を伺ううちに新郎は魚を水族館に卸す仕事であることを教えてくれました。
職場には水槽があって、いろんな魚がいて…という何とも撮ってみたい場所でした。

この水槽は珊瑚でいっぱいでした。

そんなわけで2人の住んでいる街や家での暮らしやお仕事、2人の『今』を前撮りで撮ることにしました。
ご親族だけの式・披露宴というのはお2人のルーツが語られることが多いものです。
2人の『ルーツ』と『今』を上手く繋げて表現できれば、骨が太いストーリーを語れるんじゃないかと思いました。


当日の撮影レポート


お2人が当日チェックインして、客室でのメイクということだったので、同じタイミングで会場へ伺いました。
ちなみに今回は当日のウェディングスナップのご注文もいただきましたので、当日の画像は写真データを使っています。
リングピローは当日の朝手作りです。

手作りのリングピロー
当日の朝にリングピローの制作!


貝と砂だけなのに、とてもおしゃれなリングピロー。

貝殻と砂のリングピロー



ファーストミートはカメラマンに仕切らせてもらえると、とてもいい感じになります。

ファーストミート
やっぱりファーストミートは明るいところがいいですね。



チャペルは独立型で広いし、きれいです。

ヒルトン小田原のチャペル


挙式中は列席者扱いなので着席撮影ですが、リハーサルでいい感じに撮らせてくれたので助かりました!

ヒルトン小田原での結婚式の指輪交換

ヒルトン小田原での結婚式



披露宴会場の装飾もすごくこだわりがあっていい感じです。
プロフィールブックも手作り。

ヒルトン小田原の披露宴の装花

プロフィールブック
プロフィールブックと「LOVE」の紐は今年よく見かけました。


ウチキフィルムで担当させていただく結婚式は手作りのアイテムだったり、こだわって持ち込んできたかなりアイテムが多めです。
だから、なるべくそのアイテムだったり、ゲストのリアクションだったりを撮っておきたいなと思っています。

テーブルラウンドはゲストに協力してもらっての果実酒作り。
これは結構今年くらいからの流行りなのかな。
そのうち飲めるという、その場で終わりじゃない感じがいいのかもしれません。

ウェディングパーティーでの果実酒作り


新婦の両親が結婚式で歌った『乾杯』をみんなで歌うと、新郎の親族がものすごい盛り上がったりしてアットホームで楽しい時間が流れました。

ヒルトン小田原の結婚披露宴で「乾杯」を合唱



親族中心の結婚式ですが、こだわりがあって、トレンドも押さえていて、物語もあって、撮りごたえがたっぷりでした。


出来上がったムービーについて





新郎のお父様が謝辞で新郎のこと(二度の震災の結構すごい話)を話した時に、
「命」と係わるお仕事をされている新郎の今とそのルーツがすごく深いところでつながっているのを感じました。
お仕事だけじゃなくて、「トオル」の存在も命に対する考え方を反映していて感慨を覚えました。
作りものじゃない、人生の背骨があって、その一部でも描けていたらいいなと思いました。

三島だから三嶋大社での撮影もしたのですが、こちらも新婦のご両親が結婚式を挙げた場所だったので、今とルーツがつながっていてストーリーを感じました。

前撮りのお天気は雨でしたが、その分終始ストーリーを意識して撮影ができました。
なので、今回は前撮りのシーンが多めです。
ウチキフィルムらしいムービーになったと思います!

11月のご友人とのパーティーは先日撮ってきたばかりでまだ編集ができていないのですが、そちらは当日の楽しさを全面に出した作りしようかと思っています。
その違いを見せれたらいいなと思いますので、出来上がったらまたブログにアップしたいと思います!



ウチキフィルム 打木 健司

ウチキフィルムのホームページはこちらから↑


映画の中の結婚式について

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